茨城県立中高一貫校入試情報
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いばらきオンラインスタディ(小学生)
県立中学校及び中等教育学校の入学者選抜が令和4年度から次のとおり変更になります。
1.令和3年までは各学校の事務室へ受検票を持って行くと、得点を開示してくれましたが、今年は選抜結果通知書に適性検査の得点を記載します。
2.検査室に、時計は持ち込めません。筆入れ、下敷き(下敷きのいらない机を用います)、時計、携帯電話やスマートフォン、スマートウォッチなどの通信機器も持ち込めません。
3.検査当日は、HB、B又は2Bの黒えん筆(シャープペンシルも可)を使って、はっきりと書いてください。
県立中学校及び中等教育学校の入学者選抜が令和4年度から次のとおり変更になります。
令和4年度県立中学校及び県立中等教育学校の入学者選抜に係るお知らせ
「令和2年度及び令和3年度の県立高校、県立中学・中等教育学校入学者選抜において、多数の採点誤りが判明したことを受け、二度とこのようなミスを起こさないよう、採点システムや解答用紙の様式改善など再発防止策を講じてまいります。受検者の皆さんが安心して受検できる体制を整えてまいりますので、皆様の御理解をお願いいたします。」ということで、令和4年度から合格発表後、不合格者に対し、解答用紙の写しが郵送されることになりました。解答用紙の写しをとるために鉛筆は濃いものを使うように、とのことです。また、適性検査終了後、解答例が茨城県教育委員会HP等で公表されることになりました。
令和4年度県立中学校及び県立中等教育学校の入学者選抜に係るお知らせ
令和3、4年度開校県立中高一貫教育校の説明動画及び資料
令和5年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜日程表(案)
入試日は2023年1月7日(土)、合格発表は1月18日(水)9:00~。補欠合格発表は1月24日(火)と25日(水)です。
令和5年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜日程表(案)
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜日程表
入試日は2022年1月8日(土)、合格発表は1月19日(水)9:00~。補欠合格発表は1月25日(火)と26日(水)です。
県立高校入試と違い、公立中高一貫校入試は合格したからといっても進学の義務はありません。よって補欠合格者が出ます。
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜日程表
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の第1学年合格者数等について
昨年度並木中等 受験者数 男子 316名、女子293名。合格者数 男女各80名、合計160名。よって実質倍率 男子3.95、女子3.66。入試欠席者は男子4名、女子8名。
今年度並木中等 受験者数 男子 276名、女子311名。合格者数 男女各80名、合計160名。よって実質倍率 男子3.45、女子3.89。入試欠席者は男子4名、女子10名。
今年度土浦第一高附属中 受験者数 男子126名、女子135名。合格者数 男女各40名、合計80名。よって実質倍率 男子3.15、女子3.36。入試欠席者は男子1名、女子1名。
今年度土浦第一高附属中 受験者数 男子139名、女子118名。合格者数 男女各40名、合計80名。よって実質倍率 男子3.48、女子2.95。入試欠席者は男子2名、女子2名。
昨年度竜ヶ崎一高附属中受験者数 男子80名、女子104名。合格者数 男女各20名、合計40名。よって実質倍率 男子4.00、女子5.20。入試欠席者は男子0名、女子2名。
今年度竜ヶ崎一高附属中 受験者数 男子69名、女子80名。合格者数 男女各20名、合計40名。よって実質倍率 男子3.45、女子4.00。入試欠席者は男子0名、女子1名。
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の第1学年合格者数等について
※リンク先が文字化けする場合は、PCやスマホにファイルを保存してから、Acrobat Readerを使ってファイルを開くと読めます。
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学志願者数等について
昨年度並木中等 志願者数 男子320名、女子301名。定員数 男女各80名、合計160名。よって志願倍率 男子4.00、女子3.76
今年度並木中等 志願者数 男子280名、女子321名。定員数 男女各80名、合計160名。よって志願倍率 男子3.50、女子4.01
昨年度土浦第一高附属中 志願者数 男子127名、女子136名。定員数 男女各40名、合計80名。よって志願倍率 男子3.18、女子3.40
今年度土浦第一高附属中 志願者数 男子141名、女子120名。定員数 男女各40名、合計80名。よって志願倍率 男子3.52、女子3.00
昨年度竜ヶ崎一高附属中 志願者数 男子80名、女子106名。定員数 男女各20名、合計40名。よって志願倍率 男子4.00、女子5.30
今年度竜ヶ崎一高附属中 志願者数 男子69名、女子81名。定員数 男女各20名、合計40名。よって志願倍率 男子3.45、女子4.05
土浦第一附属中が募集を始めたとはいえ、並木中等人気は健在です。
令和4年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学志願者数等について
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令和7年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜実施要項について
茨城公立中高一貫校合否は以下の5つで決まります。
①調査書 ②志願理由書 ③適性検査Ⅰ(理系の筆記問題 45分) ④適性検査Ⅱ(文系の筆記問題 45分) ⑤集団面接(20分程度。5人程度1グループの集団面接で学習への意欲や6年間一貫の学校生活への適性などを見る)
調査書に記入する内容は以下の通りです。
「観点別学習状況」「評定」……5年と6年の10月末まで
「外国語活動の記録」「総合的な学習の時間の記録」「特別活動の記録」「行動の記録」「欠席の状況」「特別活動に関する事実及び所見」……5年と6年の10月末まで
※「欠席の状況」は令和7年度入試から6年だけになりました。
「公的機関による資格認定、特筆すべき記録等」……学校内外におけるスポーツ活動や文化活動、ボランティア活動等について記入する ←令和7年度から記入はなくなりました。
「特別の教科道徳」の評価……記入しない
※令和7年度から保護者の方が問い合わせれば、調査書の内容をみられるようになりました。
時間割は以下の通りです。
8:40集合、8:40~9:00点呼・諸注意、9:30~10:15適性検査Ⅰ、10:45~11:30適性検査Ⅱ、11:40~11:45諸連絡、11:45~12:30昼食、面接(各学校の計画による時間で実施)
検査当日に必要なもの
受検票、鉛筆(シャープペンシルも可)、消しゴム、上履き、昼食
検査室に持ち込んでよいもの
三角定規1組、鉛筆削り、
検査室内に持ち込めないものの例
筆入れ、下敷き、時計、辞書機能・計算機能を有する機器、携帯電話等の通信機器
机の中は空にすることも大切です。疑われるような真似は極力避けましょう。
実施要項には三角定規1組を持ち込んでもよいとの指示がありますが、今までの適性検査で三角定規を使わないと解けない問題は出題されていません。しかし、2019年度茨城県立高校入試の数学では作図の問題が初めて出題されました。よって今後は三角定規を使わなければ解けない問題が出題されるかもしれません。
令和7年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜実施要項について
令和7年度 茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜に係る適性検査問題の出題内容について
小学校学習指導要領に基づくと発表されています。実際は私立中学受験に向けた4教科の勉強を小4、遅くとも小5の頃からしっかり学んでいないと合格を勝ち取るのは難しいのが現状です。また、小1~小3のうちに計算力、語彙力を身につけ、親子でコミュニケーション(相手の話をしっかり聞き、自分の意見をわかりやすく伝える)をとる必要があります。塾に通わず、小学校の授業だけで公立中高一貫校の合格を勝ち取るのは至難の業です。倍率の高い公立中高一貫校の合格を勝ち取り、一月の勝者となるためには、私立中学受験をするときと同じような入念な準備と親のフォローが必要です。
令和7年度 茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の入学者選抜に係る適性検査問題の出題内容について
令和6年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の学校説明会予定一覧
思学舎グループでは、毎年春と秋に並木中等、土浦一高附属中、竜ヶ崎一高附属中、水海道一高附属中の4校合同説明会を実施しています。
令和6年度茨城県立中学校及び茨城県立中等教育学校の学校説明会予定一覧
県立中学校・中等教育学校リーフレット
並木中等教育学校 集団面接の過去のテーマ
H21年度「外国から来た新しい先生にクラスとしてどのようなおもてなしをするか。」
H22年度「“もったいない”についてのクラスの取り組みを考え、それを文化祭でどう発表するか。」
H23年度「海外で食糧不足や地雷で苦しんでいる国に対して、私たちにどのようなことができるか。」
H24年度「クラスで老人介護施設を訪問したとき、どんな活動を行うと喜んでもらえるか。」
H25年度「新しく迎える新入生に、5時間目の時間を使ってどのようなことをするか。」
H26年度「低学年の児童を含む登校班で登校中、その日の授業で使う紙芝居を忘れてきてしまったことに気づいたときに、どのように行動するか。」
H27年度「市で行う15kmのウォークラリーに5人組で参加します。制限時間内に4人がゴール地点に到着すれば、ゴールが認められるルールです。最初は順調に歩いていたが、残り2kmの地点で、練習を欠席がちだったメンバーが立ち止まってしまった時にどのように行動するか。」
H28年度「あいさつ運動で高学年のあいさつの声が小さい。どうすれば大きくなるか。」
H29年度「防災袋に入れるものの優先順位を話し合いで決め、その話し合いの際に工夫したことを発表。」
H30年度「2017年の自分の生活を表す漢字を1文字書き、理由とともに説明せよ。2017年の日本の社会の様子を表す漢字を考え、理由とともに説明せよ。」
R1年度「風景の説明をするので、想像した風景を絵に描き、その絵に題名をつけ、題名の理由を説明せよ(30秒で)。真ん中のテーブルに集まって、置いてある絵に題名をつけよ」
R2年度「ものづくり」をテーマに、「長い時間回り続けるコマを作る」という課題。使えるものは、「3種類の長さの爪楊枝」、「手が汚れない粘土100グラム」。これらを使ったコマのアイディア(材料や作り方)を太線の中に記入し、一人30秒で発表する。発表後、グループで作り方を決め、7分間でコマを実際に作る。
R3年度 質問1 「少女がごみを拾っている写真」を見て、その少女の国で起きている問題とは何だと考えられるか。2分で考えて、用紙に記入する。
質問2 机の中にある選択肢が5つ書かれた用紙を見て、この地域にはこの5つのどれが必要かを6人で話し合う。6分(時間制限のないグループもあった)で、司会者はたてずにということであった。選択肢は「SDGs」(持続可能な開発目標)に関するもの。目標3:すべての人に健康と福祉を、目標12:つくる責任つかう責任等が書かれていた。
質問3 質問2で選んだテーマについて標語(五・七・五)を作り、その標語にした理由も含めて一人30秒で発表する。
R4年度 質問1 あなたの絵で人を感動させなさい。紙は机に置いてある黒いマーカーを使って書いても良いし、折ったり、ちぎったりしても良いです。もう1枚の紙に誰をどのように感動させるかを書きなさい。
質問2 先ほど発表したことや体験をもとにしてグループで感動とは何かについて話し合ってください。話し合いの時間(8分間)注意点 *司会者は立てない *多数決をするのはなし *一つに決めなくてもよい *代表者や個人の発表はなし
問題2で話し合ったことをもとに、あなたは感動とはどのようなものかを書きなさい。書く時間(2分間)15字以上20字以内で書く(「感動とは」「。、」は字数に含まない。*問題1で使用したA3の厚紙の裏を使う
質問3 質問2で選んだテーマについて標語(五・七・五)を作り、その標語にした理由も含めて一人30秒で発表する。
*「入室・退室時の挨拶はしなくてよい」掲示あり
R5年度 プレゼンテーション
質問1 「3秒ルール」を実験して確かめる。どのように実験するか。
グループディスカッション
質問2 落としたパンには微生物がついている。微生物を見分けるための実験をしたが、どのような結果になればカビと細菌と他の生物を見分けられるか。
*6人1グループ *課題A3のプリントに自分の受験番号を書く *入退室のあいさつはいらない(ドアに掲示) *筆記用具持ち込まない *受験票のみ持参 *電子黒板で映像を流し課題を説明 (映像は男性)→問題の読み上げ・カウントダウンが表示される *机の上にA3のプリントが2枚・マジックペンがある
R6年度 プレゼンテーション
質問1 「たて」と「よこ」のマスの数がどのような場合、すべてのマスを通ってゴールすることができますか。
グループディスカッション
質問2 「算数」と「理科」を学ぶことはどのようなことに役立ちますか
話し合いの時間:8分<話し合いの条件>① 司会者を立てて話し合いを行ってはいけない
② 話し合いの内容をまとめる必要はない ③ 必ず全員に発言の機会を設けること
面接の流れ
適性検査後、昼食を食べたら、各自体育館へ移動。(受検生女子談:体育館はメチャクチャ寒かったです。パイプいすに2時間ほど座っていました。本を読んでいる人が多かったです)
自分たちの順番(受験番号順)になると、指示があり、担当の先生に案内され、教室へ。
教室の黒板に面接の説明が書かれた掲示がある。(入室時にはあいさつをしない、受験票だけを持って入室、といった内容が書かれている)
時間になると、担当の先生の案内で移動する。座っている順に列になり、先生の後に続く。同じ階にある6教室のそれぞれの前にいすが6脚並べられていて、受験番号の早い順にいすに座る。荷物はすべていすの下に置く。10分弱くらい待つ。
教室の中の面接官に「入ってください」と言われたら、教室のドアの前に置かれたアルコール除菌液で除菌をし、中に入る。教室は暖房が効いていて暖かい。
中に入ると、席は「ここです」と言われる。
一口メモ
※ 面接官が2名、受検生が6名の集団面接です。平成27年度まで志願理由を集団面接で聞かれていましたが、平成28年度以降は聞かれていません。グループディスカッションでは積極的に参加できたか、協調性があったかということはもちろん、与えられたテーマについて話した内容、提案する力を評価されていたようです。
実際に上記のテーマについて親子で話し合ってみてはいかがでしょうか。その際、気を付けたいことは話し方と聞き方です。正しい姿勢で聞き取りやすい声で相手の目を見て話す。相手の目を見て聞く。人の本心は、言葉ではなく、ふとした表情や行動からこぼれ落ちるものです。面接に限らず、大切なことはメールやLINEで済ますのではなく、会って話すものだということを、SNS世代に生きる子どもたちへ伝えるのは大人の義務です。
令和7年度 茨城県立中高一貫校 筆記試験内容
令和7年度の出題内容:大問全4題(小問14題)、算数関係大問2題、理科関係大問2題
<算数分野>
1. データの活用・平均・計算(数字記述・記号選択・記述説明 配点25点)
2. 速さ・円の性質・規則性(記述・記号選択 配点25点)
<理科分野>
3. 力学の実験・計算・ゴムの力・電気(記述・記号選択・数字記述・回路図 配点25点)
4. 天体(月)(記述・記号選択 配点25点)
一口メモ
適性検査Ⅰは例年並みの難易度です。小学校3年生程度の知識さえあれば解ける問題でも、ミスをしたり、問題をよく読まなかったりして点を落とす生徒が見受けられました。適性検査ⅠはⅡに比べて問題数が少なく、配点が5点や6点の問題が多いので、ミスは命取り。平常心を持って入試に臨むことが大切です。思学舎グループの模試を多く受けることで場慣れする必要があります。
適性検査Ⅱ(45分)
令和7年度の出題内容:大問全4題(小問16題)、社会関係大問2題、国語関係大問2題
<社会分野>
1. 地理:循環型社会・食料自給率(記述・記号選択・記述説明 配点25点)
2. 歴史:明治時代の人物、公民:選挙(記述・記号選択・記述説明 配点25点)
<国語分野>
3. 手紙の後付け・文章資料の読解・適語補充(記述・記号選択・記述説明 配点25点)
4. 文章資料の読解・要旨のとらえ方・接続語(記述・記号選択・記述説明 配点25点)
一口メモ
適性検査Ⅱでは昨年にくらべ記述が少なくなった分、易化しました。その分、部分点も取りづらくなるので、正確な解答が必要になります。今年出題された手紙の書き方の問題ですが、入試直前の授業内で手紙の書き方を指導し、その内容がそのまま入試問題に出題され、生徒から感謝された教室もあります。やはり合格への一番の近道は思学舎グループの授業をしっかり受けることです。
志願理由書の書き方
作文のポイントは具体的であるかどうか、体験談が書いてあるかどうかです。
その学校にしかない、その学校でなければできないことを自分の夢とからめて具体的に書くといいでしょう。
作文は技術上の問題ではなく、心の引き出しの問題。書きたいことがなければ書けません。
実際にその学校に行き、google先生が教えてくれない実際の学校の生徒や先生の様子をつぶさに見て感じることをして初めて良い作文は書けます。説明会や文化祭に行くようにしましょう。
細かいことですが、「私が貴校を志願する理由は次のとおりです。」と志願理由書に印字されているので、男の子も一人称は「私」、志望する学校名を書くときは「並木中等」「土一」「御校」ではなく「貴校」にした方が良いでしょう。
また、真心は字に宿ります。一点一画もおろそかにしない丁寧な字で書くことを心がけましょう。
